東銀座の歌舞伎座へいってまいりました。
なぜ歌舞伎座かというと、友人と仕事の愚痴をこぼし合っていた際に、
「仕事で人に腹立つこと言われても、己は歌舞伎座の一等席で歌舞伎観たことあるんか!って心の中で言い返せたら、少し腹の虫が治る気がしない?」
という会話が出たからです(爆
なんて不純な動機。
でも己のいる場所を高める努力をして乗り越えようとする彼女の考えには、思わずあっぱれと言いたくなりましたw
今回は夜の部の観劇でしたので、あらかじめ歌舞伎座の近くの売店でお弁当を入手。
歌舞伎座について見ると、素敵なお着物をお召しのマダムや品の良い紳士がたくさんで、思わず見惚れてしまいます。すごく新鮮な光景。
ドレスコードは特にないとのことでしたが、もっとおめかししなければという気持ちになりました。
今回は1等席の2階。
舞台や花道からは遠いけれど、よく見える席。
友人は観劇用の双眼鏡を装備していました。
あらすじはなんとなくしか予習していなかったので、途中話についていけなくなり、何回か居眠りをしてしまう残念な我々←
解説用のイヤホンも借りられたようです。
お弁当は、売り子さんにおすすめされた穴子弁当。
こちらは幕間という長めの休憩時間の際に自席でいただきました。
今回1番感動したのが、中村勘九郎親子による連獅子。
親子の獅子が、赤い毛と白い毛を振り乱す見せ場がある、いかにも歌舞伎!って感じの演目です。
中村勘九郎さん、大河ドラマの新撰組の時によく観てました。まさか生で見得をきるところを観られるなんて。
お子様も、子供とは思えぬ動き。
おばさんが君ぐらいの年齢の時は外で遊んでいたよ•••。
それが数千、万払って見にくる目の肥えた大人たちの前で舞台に立つなんて、歌舞伎ってすごい世界だなと。
こちらは寝落ちする暇もなく夢中で観ました。
観終わった直後に、またすぐ観たいと思わせられる、そんな演目でございました。
夜の看板もまたよき。
久々に心に潤いを感じた一日でした。
事前情報で、「歌舞伎座へ行くと、トイレットペーパーが必ず三角に折られている」という噂があったのですが、確かにそうだった!(驚
久々に三角に折る作業をしました←
なんていうか、こんな世界もあるのだなと。
人生まだまだ知らないことだらけだと思いました。
またいつか観に行けたらいいな。