徒然日記

一人暮らしが大好きな社会人が、ごはんつくって、おいしく食べて・・・幸せ感じた瞬間や仕事・趣味・生活に関するあれこれを、マイペースに綴っています。

祖母が天国へ旅立ちました

 

ここ数日お通夜や葬儀でバタバタしておりあまり振り返る余裕がなかったのですが、

せっかくブログがあるので、少し整理をしていきたいと思います。

 

先日、祖母が腸閉塞で亡くなりました。享年93歳。

祖母の親兄弟親戚は全員90歳以上で亡くなっておりどうやら長寿の家系のようで、

祖母も例に違わず長生きでした。

 

最後まで認知症にはならず頭はしっかりしていましたが、最後の最後で手術を受けることになり、しんどい思いをしたようです。

術後は周囲の看護師さんに「早く退院するために体力をつけたいから、ごはんを出してくれ」と話していたそうで、どんな時でも自分の意思を示す祖母らしいなぁと思いました。

たまにしか顔を見せることができませんでしたが、もう90代だったので毎回毎回これが最後の対面かもしれないと思い接していたため、訃報が来ても正直そこまでショックはありませんでした、が。

 

やはり病院での様子を聞くと、何とも言えない気持ちになります。

デイサービスでも、「施設内で最高齢を目指します」と話していたそうです。

コロナのこともあって死に際まで家族と会えず、家族が到着した頃には意識がないまま静かに息を引き取りました。

 

 

自分の祖母は、大正15年宮崎県生まれで、生粋の読書少女でした。

いつもこっそりと人目を逃れては読書に耽っており、亡くなる数日前も「小公女」を読みたいから持ってきてくれ、と話していたのだとか。

小学校では、いつも全校集会の際に教師から突然指名され、生徒代表でアドリブのスピーチを披露し、教師から褒められていたという神童っぷり。

本当に頭の回転の良い人だったのだなぁと思います。

孫まで遺伝しなかったのが悲しいですが←

 

そんな祖母は、もともと書店員になりたかったそうなのですが、身内の強い後押しもあって女学校を卒業し、師範(教師)になったと聞きました。

 

身内から見ても容姿は全く美人ではなかったと思うのですが、生来の頭の良さからか男性からはとかくモテたようで、祖父は祖母と結婚する前に1000枚以上のラブレターを送り、ライバルと思われる男性を1人1人呼び出して祖母のことは諦めるよう影で説得しまくっていたというのだから、凄いw

姿勢がよくいつも凛としていて、若いころは駅のホームで読書をしていたところを東大の研究者からナンパされたこともあるようです。

モテエピソードが多くてうらやましすぎるw

 

それにしても、祖母の時代はまだ共働きなんていう言葉は浸透していなかったと思うのですが、子供2人を育てながら定年まで勤め上げたというのだから尊敬してしまいます。

 

 

沢山働いて沢山稼いで、沢山旅行して素敵な服飾品もいろいろもっていて。

自立していてとってもおしゃれなモガだったという祖母。

やりたいことはハッキリ言い、欲しいものを次々と手に入れていった生き様が、本当にかっこいいなぁと思うのです。

それでいて、親戚で困っている人がいれば惜しまず援助もする人でした。

 

色々と思うところはあるのですが、1言「おつかれさま」と言いたいです。

苦しみから解放されて、良かったかもしれません。

職場の方の理解もあり、お通夜・お葬式としっかりとお別れをすることができました。

明日から、また普通の日々へ戻ります。

世の中も家族も まだ落ち着かない状況ですが、まずは身の回り、目の前のことを大切にしていきたいと思います。

 

ここまで長々と読んでいただきありがとうございました!

それでは、また次の投稿で~